韓国語教室ブログ
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学習資料掲示板
2021.04.27
韓国語表現「내」と「우리」の使い分けは?
皆さんは「우리 가족」という言葉を聞いたことがありますか?「私たちの家族」...(?)
日本語では少し違和感を感じる「우리」という表現。今回は「내」と「우리」の違いについて説明します。
1. 「내」
まず韓国では「내」というと、所有の意味が強くなります。即ち、カバンやペンのように自分のものであることを明らかに示すときは、「내」を使います。
例)내 펜 / 내 가방 / 내 공책 / 내 도시락
2. 「우리」
「우리」は元々「私たち」という意味ですね。また、「우리」はいつも他人と何かを共有するときにも使います。韓国では文化的に「私のモノ」という概念はかなり限定されており、ほとんどが「集団」もしくは「共有」を表す「私たちの」という概念でモノを言う場合が多いです。
例えば、「私の家」というときには「私」だけではなく、他に家族もみんな一緒に使っていますので「우리 집」になります。また、家族のことを話すときも同じです。もし、一人っ子の場合には、母は自分だけの母という解釈をしがちですが、このときも「우리 어머니」となります。これは、もしかすると後に兄弟が生まれる可能性を前提としているのかもしれません。
では、「夫(남편)」と「妻(아내)」においても「우리 남편」、「우리 아내」というのは、何故なのでしょうか。もしかして、、他人の「夫(남편)」や「妻(아내)」になる可能性を示唆して?(笑)
そんなはずではないでしょうね。おそらく韓国人は、「私」より「私たち」を使うほうが文化的になれているのかも知れません。皆さんはどう思いますか?
*但し、친구(友達)は「우리 친구」じゃなく、「내 친구」を使う。
동생は「우리 동생」でも「내 동생」でも構いません。